12月19日
〜夢を支えるのは、ボランティアの力 〜
知床の自然のために何かがしたい
知床の自然を知り、守り、人々に伝えるためには、やらなければならないことは山ほどある。活動を支えるための組織はあるが、それだけでは十分ではない。知床の自然を守りたいという活動を支えてくれているのは、全国各地から「知床のために何かがしたい」と集まってきた、ボランティアの力だった。
「知床の自然が好きだから」
知床半島は国立公園に指定されている面積だけでも 38,633 ヘクタールあり、広大な自然を守るには関係行政機関や実働部隊である知床財団の力だけでは限界がある。例えば、世界遺産知床の自然保護活動と情報発信の拠点として、財団が管理、運営する「知床自然センター」は、知床でも人気施設となっており、オープンから 5 年で 50 万人もの人達が訪れていた。
そうした施設の運営以外にも、公園の管理やパトロール、研究調査など、やらなければいけないことは山ほどあるのに、とても手が回らない。そんな状況を救ってくれたのが、まさしくボランティアの力だった。
「知床の自然が好きだから」と全国各地から手弁当で集まってきた人達は、質素な宿舎で共に生活しつつ、知床の自然を現地で支えた。その数は、設立から最初の 10 年で年平均 500 人にもおよんだ。
こうして集まったボランティア達がさらに素晴らしかったのは、与えられた仕事をこなすのではなく、自発的に自分ができる仕事を探し、協力していったことだ。財団とボランティアに共通する熱い思いが原動力となり、知床の地を守る力となった。
様々な支援の形を提案
ボランティアの活動はそれこそ多岐に渡る。
森づくりの作業では、苗の植え替えや除草などを行なうが、季節ごとにいろいろな作業があり、それらを通じて、知床の自然の保全活動を実感することができる。
来訪者たちに知床の自然や自然保護活動などを知ってもらう普及・啓発活動も、ボランティアに支えられている活動の一つだ。
キタキツネやヒグマなど、野生動物への餌付けが人間や動物自身にも不幸な結末をもたらすということや、知床でなぜ森づくりが必要なのかといったことを訴えようと、単にレクチャーを行うだけでなく、紙芝居などの教材が有志ボランティアの手によって何本も生み出された。
自分の大好きな知床の自然を守りたいというボランティアの思いの詰まった紙芝居は、その後、絵本としても出版され、今でも大切に受け継がれている。
また、日本国内ではあまり馴染みのなかった“観光客も自然を楽しみ・守っていくために投資する”という流れを生み出すきっかけとなった「ネイチャーガイド付きツアー」の試みも、ボランティアの支えがあったからこそ実現できた。
「知床の自然のために何かがしたい」そんな共通の思いでつながれた、知床財団とボランティアの協力関係は、2008 年で 20 周年を迎えた。
熱い思いと夢を持つ多くのボランティアによって支えられているとのことです。
素晴らしいことですね!!
(http://www.discovershiretoko.org/ja/stories/03/より)
〜夢を支えるのは、ボランティアの力 〜
知床の自然のために何かがしたい
知床の自然を知り、守り、人々に伝えるためには、やらなければならないことは山ほどある。活動を支えるための組織はあるが、それだけでは十分ではない。知床の自然を守りたいという活動を支えてくれているのは、全国各地から「知床のために何かがしたい」と集まってきた、ボランティアの力だった。
「知床の自然が好きだから」
知床半島は国立公園に指定されている面積だけでも 38,633 ヘクタールあり、広大な自然を守るには関係行政機関や実働部隊である知床財団の力だけでは限界がある。例えば、世界遺産知床の自然保護活動と情報発信の拠点として、財団が管理、運営する「知床自然センター」は、知床でも人気施設となっており、オープンから 5 年で 50 万人もの人達が訪れていた。
そうした施設の運営以外にも、公園の管理やパトロール、研究調査など、やらなければいけないことは山ほどあるのに、とても手が回らない。そんな状況を救ってくれたのが、まさしくボランティアの力だった。
「知床の自然が好きだから」と全国各地から手弁当で集まってきた人達は、質素な宿舎で共に生活しつつ、知床の自然を現地で支えた。その数は、設立から最初の 10 年で年平均 500 人にもおよんだ。
こうして集まったボランティア達がさらに素晴らしかったのは、与えられた仕事をこなすのではなく、自発的に自分ができる仕事を探し、協力していったことだ。財団とボランティアに共通する熱い思いが原動力となり、知床の地を守る力となった。
様々な支援の形を提案
ボランティアの活動はそれこそ多岐に渡る。
森づくりの作業では、苗の植え替えや除草などを行なうが、季節ごとにいろいろな作業があり、それらを通じて、知床の自然の保全活動を実感することができる。
来訪者たちに知床の自然や自然保護活動などを知ってもらう普及・啓発活動も、ボランティアに支えられている活動の一つだ。
キタキツネやヒグマなど、野生動物への餌付けが人間や動物自身にも不幸な結末をもたらすということや、知床でなぜ森づくりが必要なのかといったことを訴えようと、単にレクチャーを行うだけでなく、紙芝居などの教材が有志ボランティアの手によって何本も生み出された。
自分の大好きな知床の自然を守りたいというボランティアの思いの詰まった紙芝居は、その後、絵本としても出版され、今でも大切に受け継がれている。
また、日本国内ではあまり馴染みのなかった“観光客も自然を楽しみ・守っていくために投資する”という流れを生み出すきっかけとなった「ネイチャーガイド付きツアー」の試みも、ボランティアの支えがあったからこそ実現できた。
「知床の自然のために何かがしたい」そんな共通の思いでつながれた、知床財団とボランティアの協力関係は、2008 年で 20 周年を迎えた。
熱い思いと夢を持つ多くのボランティアによって支えられているとのことです。
素晴らしいことですね!!
(http://www.discovershiretoko.org/ja/stories/03/より)
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