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NHKスペシャル … まとめ

12月16日

■『NHKスペシャル立花隆思索ドキュメント がん 生と死の謎に挑む』


重篤になるかどうかのライン
•筋肉層へ浸潤すると遠隔転移する
•手術でも抗がん剤でも除去は不可能
•5年生存率は25%になる 

1971年
•ニクソン大統領の「がん戦争」宣言

抗がん剤で完治が期待できるがん(進行・転移がん)
•急性白血病
•悪性リンパ腫
•精巣(睾丸)腫瘍
•銃網がん

最新の抗がん剤
•分子標的薬ソラフェニブ
•投与の有無に関わらず7割は死に至る

ロバート・ワインバーグ博士(マサチューセッツ工科大)
•「1日に数千億の細胞のコピーが発生するので、ミスが起きるのは当たり前」
•「がんにならないほうが奇跡」
•細胞中ではさまざまな信号が行きかう
•RAS(がん遺伝子、細胞分裂と増殖を担う)
o暴走すると増殖の信号を出し続ける
o際限なく増やし続け、がんを発生させる
•RAS以外にも膨大な癌遺伝子は存在する
•遺伝子の信号を抑制するのが分子標的薬
o信号の受信有無に関わらず、自ら発生させてパスウェーを作り出し、薬の効果はなくなる

グレッグ・セメンザ教授(ジョンズホプキンス大学)
•HIF-1
o血管を作り増殖・増大した後、がんは中心部では低酸素状態に
oその領域でHIF-1は拡大
o新陳代謝を高めさせ、低酸素でも生き残れる細胞をつくる
o生命力が高まり、移動・浸潤していく

ランダル・ジョンソン教授(カリフォルニア大学サンディエゴ校)
•HIF-1は生命の誕生と密接に関係する
•HIF-1遺伝子のないネズミの退治は死んでしまう
•初期の胎児は血管がないので、低酸素状態にある
•上記の状態ではHIF-1が必要
•血管や細胞を作り出す
•大人になっても酸素の有無を感知するセンサーの役割を担う
•ほとんどの生物に備わっていることがわかってきている
•過去の生物にとってもきわめて重要であったはず
•100以上の遺伝子の機能に影響するとされる

ジェフリー・ポラード教授(アルバート・アインシュタイン医科大学)
•マクロファージ(免疫細胞の代表格)
•基本的に癌に集まり攻撃するが、転じて促進を手助けしてしまうことがある
•ポラード教授の仮説
o傷口から信号が出て、マクロファージは集まる
oマクロファージは、移動や成長を促す物質を放出
oそれを受けて細胞は移動する
oがんでも同じようなメカニズムになっている
•正常細胞が、白血病細胞の成長を促してしまうこともある
•「がんと正常細胞の関係を絶つのはきわめて困難」

マイケル・クラーク教授(スタンフォード大学)
•「がん幹細胞説」
oがん幹細胞を移植したマウスのみ、腫瘍ができた
•がん幹細胞は子孫を生み出し増殖する
•抗がん剤は、子孫にのみ効果がある
•肝細胞は、薬に対して耐性のあるがんを生み出す
•正常な幹細胞は、全身に少数存在し、がん幹細胞はその機能と同じ働きをする

山中伸弥教授(京都大学)
•iPS細胞との関係性
•「再生機能はがんになることと紙一重」
•「高い再生能力はがんができやすい」
•「人間に再生能力がないのは、進化の過程で取捨したから」
•「寿命が長くなったことや、繁殖の関係上(成人しないと子孫を残せない)、がんになる確立の高い再生機能を取捨した」


癌患者の生き方

QOLの使い方(生命の尊厳)

人生の残り時間を考えながらQOLを高めて生活をする。

世界中の医師や科学者が、癌の特効薬の開発はまだ先にあると結論。

今のところ癌の特効薬はない!

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