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クエン酸とビタミンB群

6月28日

『代謝を司る、ミトコンドリアを含めたクエン酸回路を正常にさせると○○は治るらしい』

クエン酸とは、お酢や梅などに含まれている有機酸。
疲労物質の乳酸を分解して、血液をサラサラにし、血流を改善する効果があるとされています。
昔から「梅はその日の難のがれ」と言われていますが、食後に梅を食べると、消化を助けて疲れを溜めない、ということを昔の人は知っていたのでしょう。
クエン酸は、レモン・オレンジなどの柑橘類にも含まれていて、体質をアルカリ性に保つ働きがあります。

クエン酸を摂取すると、疲労回復することが科学的にも証明されています。
これはクエン酸回路(TCA回路)という体を動かすメカニズムにあります。
食物から摂取した栄養素は、クエン酸などの8種類の酸に分解される過程でエネルギーを産生します。

クエン酸はエネルギーを産生させる触媒のような働きをしています。
クエン酸回路が活性化されていて、正常に機能していることが、体内でのエネルギー産生と疲労回復に大きく関わってきます。
疲労とクエン酸回路の関係
長時間の肉体労働や、激しい運動をすると、グリコーゲンやブドウ糖がエネルギーとして使われます。
使われたエネルギーの燃えカスは、疲労物質の乳酸で徐々に増加していきます。
そのクエン酸回路の回転が速い人は、乳酸の分解が早く、疲労回復のスピードが速くなります。
クエン酸回路の回転が遅い人は、乳酸を分解するスピードが遅く、乳酸の分解より蓄積される方が多く、疲労が溜まります。

クエン酸回路を活性化するには、クエン酸とビタミンB群を一緒に摂取すると効果的。
体がきつい・疲れたと思ったら、クエン酸の多い梅・レモン・オレンジ・黒酢などと一緒に、ビタミンB1を摂取しましょう。
ただし、ビタミンB1は一度ではなく数回に分けて摂取します。
その理由は、ビタミン類は水溶性の性質であり、汗や尿として短時間で排出されるため、1度に大量に摂取してもすぐに排出されるためです。
数回に分けて摂取した方が、吸収もよくなります。

クエン酸には、ミネラル分を包み込んで吸収させるキレート作用があります。
鉱物ミネラルは吸収が悪い、という特徴がありますが、このキレート作用によりカルシウム・マグネシウムの吸収が促進されます。
体内のクエン酸(有機酸など)が不足すると、クエン酸回路の円滑な働きができなくなり、疲労が蓄積されやすくなります。
血液をサラサラにし、体質をアルカリ性に保ち、疲労回復をさせるためにも、クエン酸が含まれている食品を少量でもいいので、毎日摂取することが健康の秘訣になります


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