2015年6月30日(火)
いま何かと話題の「トランス脂肪酸」
6月16日、米食品医薬品局(FDA)が「トランス脂肪酸」の食品への添加を
2018年6月から原則禁じると発表しました。
その理由は、食用として一般的に安全とは認められないということです。
では、「トランス脂肪酸」とはなんでしょうか?
■そもそも脂肪酸ってなに?
"あぶら"には、常温で液体のあぶら(油)と固体のあぶら(脂)があり、
これらをまとめて「油脂(ゆし)」と呼んでいます。
この油脂を構成する主な構成成分のひとつが脂肪酸です。
★イメージ画像はこちら↓
http://www.genmaikoso.co.jp/data/mailmagazine/20150630_01.jpg
■トランス脂肪酸とは
脂肪酸には常温で固体の飽和脂肪酸と、液体の不飽和脂肪酸の2種類があり、
トランス脂肪酸は不飽和脂肪酸の一種です。
不飽和脂肪酸には、炭素の二重結合のわまりの構造の違いにより、
「シス型」と「トランス型」の2種類があります。
★イメージ画像はこちら↓
http://www.genmaikoso.co.jp/data/mailmagazine/20150630_02.jpg
トランス脂肪酸は、不飽和脂肪酸から飽和脂肪酸を製造する過程で
シス型結合がトランス型結合に変化したものです。
「マーガリン」や「ショートニング」などの加工油脂
およびこれらを原料とする食品(クッキー、菓子パンなど)、
精製植物油などに含まれます。
天然の不飽和脂肪酸はほとんどシス型で存在しますが、牛肉や羊肉、
牛乳や乳製品の中には天然に微量のトランス脂肪酸が含まれています。
■トランス脂肪酸が体に悪いって本当?
2013年11月、米国で、トランス脂肪酸に安全が認められないという決定が下された。トランス脂肪酸はマーガリンなどに大量に含まれ、心身のあらゆる健康問題を招く。日本では、積極的な対策を進める世界各国に大きく後れをとっており、市販されている食品の多くがトランス脂肪酸まみれになっている。
トランス脂肪酸を長期に渡って過剰摂取すると、
血液中の悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らす
作用があったり、心臓病のリスクを高めるデータが示されています。
日本人のトランス脂肪酸からのエネルギー摂取量は総摂取量の約0.3%。
米国人の約2%、英国人の約1%より少ないとはいえ、摂取量には注意したい
ところです。
厚生労働省によると、日本国内でトランス脂肪酸の使用に関する
規則はなく、含有量の表示義務などもありません。
農林水産省HP(http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_wakaru/)
■食品に含まれる脂肪酸の種類
油脂に含まれている主な脂肪酸の種類をまとめました。
★表はこちら↓
http://www.genmaikoso.co.jp/data/mailmagazine/20150630_03.jpg
一般に、オメガ3とオメガ6の理想的な摂取比率は【1:2〜1:4】程度が
適切であると言われます。
じつは伝統的な和食を食べていれば、このくらいの比率に自然と落ち着きます。
しかし日本でも欧米型の食事が普及してきて、この比率が1:10程度、
ひどい場合は1:40にもなる場合があります。
現代の食生活では【高オメガ3・低オメガ6・トランス脂肪酸ゼロ】を
心掛けましょう。
脂肪はエネルギー源になるだけでなく、人間の60兆個の細胞をつくる
材料でもあり、欠かせない栄養素です。
そのため、質の良い脂肪を選ぶことが重要です。
自然のものをバランスよく摂取しましょう。
【参考】
玄米酵素 元氣通信
いま何かと話題の「トランス脂肪酸」
6月16日、米食品医薬品局(FDA)が「トランス脂肪酸」の食品への添加を
2018年6月から原則禁じると発表しました。
その理由は、食用として一般的に安全とは認められないということです。
では、「トランス脂肪酸」とはなんでしょうか?
■そもそも脂肪酸ってなに?
"あぶら"には、常温で液体のあぶら(油)と固体のあぶら(脂)があり、
これらをまとめて「油脂(ゆし)」と呼んでいます。
この油脂を構成する主な構成成分のひとつが脂肪酸です。
★イメージ画像はこちら↓
http://www.genmaikoso.co.jp/data/mailmagazine/20150630_01.jpg
■トランス脂肪酸とは
脂肪酸には常温で固体の飽和脂肪酸と、液体の不飽和脂肪酸の2種類があり、
トランス脂肪酸は不飽和脂肪酸の一種です。
不飽和脂肪酸には、炭素の二重結合のわまりの構造の違いにより、
「シス型」と「トランス型」の2種類があります。
★イメージ画像はこちら↓
http://www.genmaikoso.co.jp/data/mailmagazine/20150630_02.jpg
トランス脂肪酸は、不飽和脂肪酸から飽和脂肪酸を製造する過程で
シス型結合がトランス型結合に変化したものです。
「マーガリン」や「ショートニング」などの加工油脂
およびこれらを原料とする食品(クッキー、菓子パンなど)、
精製植物油などに含まれます。
天然の不飽和脂肪酸はほとんどシス型で存在しますが、牛肉や羊肉、
牛乳や乳製品の中には天然に微量のトランス脂肪酸が含まれています。
■トランス脂肪酸が体に悪いって本当?
2013年11月、米国で、トランス脂肪酸に安全が認められないという決定が下された。トランス脂肪酸はマーガリンなどに大量に含まれ、心身のあらゆる健康問題を招く。日本では、積極的な対策を進める世界各国に大きく後れをとっており、市販されている食品の多くがトランス脂肪酸まみれになっている。
トランス脂肪酸を長期に渡って過剰摂取すると、
血液中の悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らす
作用があったり、心臓病のリスクを高めるデータが示されています。
日本人のトランス脂肪酸からのエネルギー摂取量は総摂取量の約0.3%。
米国人の約2%、英国人の約1%より少ないとはいえ、摂取量には注意したい
ところです。
厚生労働省によると、日本国内でトランス脂肪酸の使用に関する
規則はなく、含有量の表示義務などもありません。
農林水産省HP(http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_wakaru/)
■食品に含まれる脂肪酸の種類
油脂に含まれている主な脂肪酸の種類をまとめました。
★表はこちら↓
http://www.genmaikoso.co.jp/data/mailmagazine/20150630_03.jpg
一般に、オメガ3とオメガ6の理想的な摂取比率は【1:2〜1:4】程度が
適切であると言われます。
じつは伝統的な和食を食べていれば、このくらいの比率に自然と落ち着きます。
しかし日本でも欧米型の食事が普及してきて、この比率が1:10程度、
ひどい場合は1:40にもなる場合があります。
現代の食生活では【高オメガ3・低オメガ6・トランス脂肪酸ゼロ】を
心掛けましょう。
脂肪はエネルギー源になるだけでなく、人間の60兆個の細胞をつくる
材料でもあり、欠かせない栄養素です。
そのため、質の良い脂肪を選ぶことが重要です。
自然のものをバランスよく摂取しましょう。
【参考】
玄米酵素 元氣通信
⇒ ライフマインド (09/07)
⇒ どちら様々 (09/05)
はがき絵
⇒ ライフマインド (08/27)
⇒ koyuki (08/20)
旅のスタート
⇒ ライフマインド (10/25)
⇒ 鳥栖のうどん大好き者 (10/24)