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パントテン酸

10月1日

ビタミンは五大栄養素(糖質・蛋白質・脂質・ビタミン・ミネラル)の1つで、体の働きを正常な状態に維持します。微量で生体内の化学反応を支配・調整する働きがあり、ビタミン自体はエネルギー源や生体構成成分にはなりませんが、必要量を摂取しなければ欠乏症が起きます。脂溶性ビタミンでは摂取量が多すぎれば過剰症が起きます。ビタミンの脂溶性のA・D・E・Kと水溶性のB群・Cがあります。



パントテン酸はビタミンB群の1つです。B群は相互に協力して働くので一緒に摂取するのが最善です。パントテン酸は抗ストレスビタミンであり、免疫力を強化します。また、善玉コレステロールを増やします。ストレスが生じると副腎は副腎皮質ホルモンを放出し、体ストレス対抗状態にします。パントテン酸はこのホルモンの生産を促進します。また、パントテン酸は免疫力を強化し、不足すると風邪にかかりやすくなります。悪玉コレステロールは動脈壁にコレステロールを付着させ、動脈硬化の原因になりますが、パントテン酸がふやす善玉コレステロールはコレステロールを組織から運び出すので動脈硬化を予防します。


パントテン酸は成人男子で1日6mg、成人女性で1日5mgの摂取が必要です。パントテン酸の過剰症は心配ありませんので多めに摂取しても大丈夫です。アルコール・カフェインなどの摂取により、パントテン酸は消耗しやすくなります。一部の腸内細菌はパントテン酸を合成しますが、抗生物質などを服用している人は腸内細菌が影響を受けてしまうので積極的にパントテン酸を摂取しないといけません。妊婦は1日6mg、授乳婦は1日9mg必要です。


パントテン酸の欠乏でおきること

1、血圧低下 2、動脈硬化の進行 3、食欲不振・胃が弱る 

4、ストレスに弱くなる 5、疲れやすい 6、風邪にかかりやすくなる

7、髪につやがなくなる 8、白髪になりやすい 9、怒りっぽくなる


パントテン酸はこんな人に特におすすめです

1、ストレスの多い人  2、妊婦・授乳婦  3、食欲不振の人

4、風邪を引きやすい人  5、抗生物質を服用している人

(オムニラインより)

多く含む食物

イースト、ピーナッツ、豆腐、ネギ、ニラ、ブロッコリー、白魚、ニシンなど

デンプンをエネルギーに変える。皮膚病にも効果があるらしい。
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