12月20日
未来への夢
〜より先の未来を見据えて〜
開拓地跡に原生の森を取り戻せ!
2005 年、知床はユネスコによって世界自然遺産として登録されたが、これは知床にとってはゴールではなく、通過点に過ぎない。未来の世代に、豊かな自然を引き継ぐことも大事な使命の 1 つなのだ。100 年、200 年後を見つめた、様々な活動が、これからも長く続いて行くことを目指して……
自然再生に向けた数百年がかりのプロジェクト
2005 年 7 月 17 日、晴れて知床はユネスコに世界自然遺産として登録された。だが、知床の人々の目標は、そこで終わりではない。100 年、200 年後を目指した、壮大な夢に向けての取り組みがすでに始まっている。
現在、知床では「しれとこ 100 平方メートル運動」の第 2 ステージである「100 平方メートル運動の森・トラスト」という活動が行なわれている。全国からの寄付によって保全された開拓跡地に、かつてあった原生の森を取り戻し、自然の生態系の再生をめざす、いわば、知床での象徴的な運動ともなっている。
森林再生といっても、ただ買ってきた苗を植えるといった単純なものではない。苗木は元々この土地にある樹木の種を取り育てている。水は水道代わりの巨大タンクで運び、除草もしなければならない。そして育てた苗木を知床の大地へと植え付けていく。
そうした活動が、吹きつける風や雪、高密度に生息するシカといったことにも対処しながら、数十年、数百年先の未来の森を目指し、日々進められている。
自然と人が本当の共存を目指すためには、新しいルール作りや、多くの知恵と努力が必要とされるのだ。
知り・守り・伝えるための数々の取り組み
知床財団では、人と野生動物が共存できる国立公園を目指すべく、「知り・守り・伝える」をキーワードとして、時代や社会変化に合わせた、様々な取り組みを行なっている。
そうした活動の例としては、以下のようなものがある。
* 野生動植物の保護管理活動のために長期にわたる調査活動を継続的に行なうこと。
* 野生動物対策のスペシャリストによるパトロールや事故防止対策の実施。
* 知床の自然を知り好きになっててもらうことで、この自然を守りたいという人の輪を広げるための普及活動。
これらの活動は国内外からも注目を集め、外部からノウハウの提供を求められる機会が増えている。知床財団の知見を今後は人材育成にもつなげようとしているほか、知床以外の地域の自然環境保全に役立てられるよう、成果を国内外に発信することにも積極的に取り組んでいる。
また、知床の自然や環境をテーマにしたセミナーや講演、学校への出前授業や教材貸し出しなどを北海道内外で実施したりと、環境教育活動にも「伝える」活動の重要な柱として取り組んでいる。
自然環境を守り、未来へ伝えていくための取り組みは常に試行錯誤の連続でありそこに終わりはない。だが、知床では「知り・守り・伝える」ことで、地域に住む人達はもちろん、ボランティアや専門家など、数多くの人々の力を借りることで実現されている。
知床の存在を知らない人達はまだまだたくさんいる。その本当の姿を知ってもらうことから、すべての活動は始まる。
―― そして「あなたにもできること」を探して……
(http://www.discovershiretoko.org/ja/stories/04/より)
日本の政府も〜より先の未来を見据えて、安泰の世界を見据えて全身全霊でまともに政治に取り組んでほしいものだと思います。
未来への夢
〜より先の未来を見据えて〜
開拓地跡に原生の森を取り戻せ!
2005 年、知床はユネスコによって世界自然遺産として登録されたが、これは知床にとってはゴールではなく、通過点に過ぎない。未来の世代に、豊かな自然を引き継ぐことも大事な使命の 1 つなのだ。100 年、200 年後を見つめた、様々な活動が、これからも長く続いて行くことを目指して……
自然再生に向けた数百年がかりのプロジェクト
2005 年 7 月 17 日、晴れて知床はユネスコに世界自然遺産として登録された。だが、知床の人々の目標は、そこで終わりではない。100 年、200 年後を目指した、壮大な夢に向けての取り組みがすでに始まっている。
現在、知床では「しれとこ 100 平方メートル運動」の第 2 ステージである「100 平方メートル運動の森・トラスト」という活動が行なわれている。全国からの寄付によって保全された開拓跡地に、かつてあった原生の森を取り戻し、自然の生態系の再生をめざす、いわば、知床での象徴的な運動ともなっている。
森林再生といっても、ただ買ってきた苗を植えるといった単純なものではない。苗木は元々この土地にある樹木の種を取り育てている。水は水道代わりの巨大タンクで運び、除草もしなければならない。そして育てた苗木を知床の大地へと植え付けていく。
そうした活動が、吹きつける風や雪、高密度に生息するシカといったことにも対処しながら、数十年、数百年先の未来の森を目指し、日々進められている。
自然と人が本当の共存を目指すためには、新しいルール作りや、多くの知恵と努力が必要とされるのだ。
知り・守り・伝えるための数々の取り組み
知床財団では、人と野生動物が共存できる国立公園を目指すべく、「知り・守り・伝える」をキーワードとして、時代や社会変化に合わせた、様々な取り組みを行なっている。
そうした活動の例としては、以下のようなものがある。
* 野生動植物の保護管理活動のために長期にわたる調査活動を継続的に行なうこと。
* 野生動物対策のスペシャリストによるパトロールや事故防止対策の実施。
* 知床の自然を知り好きになっててもらうことで、この自然を守りたいという人の輪を広げるための普及活動。
これらの活動は国内外からも注目を集め、外部からノウハウの提供を求められる機会が増えている。知床財団の知見を今後は人材育成にもつなげようとしているほか、知床以外の地域の自然環境保全に役立てられるよう、成果を国内外に発信することにも積極的に取り組んでいる。
また、知床の自然や環境をテーマにしたセミナーや講演、学校への出前授業や教材貸し出しなどを北海道内外で実施したりと、環境教育活動にも「伝える」活動の重要な柱として取り組んでいる。
自然環境を守り、未来へ伝えていくための取り組みは常に試行錯誤の連続でありそこに終わりはない。だが、知床では「知り・守り・伝える」ことで、地域に住む人達はもちろん、ボランティアや専門家など、数多くの人々の力を借りることで実現されている。
知床の存在を知らない人達はまだまだたくさんいる。その本当の姿を知ってもらうことから、すべての活動は始まる。
―― そして「あなたにもできること」を探して……
(http://www.discovershiretoko.org/ja/stories/04/より)
日本の政府も〜より先の未来を見据えて、安泰の世界を見据えて全身全霊でまともに政治に取り組んでほしいものだと思います。
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