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ナイアシン

10月30日

ビタミンは五大栄養素(糖質・蛋白質・脂質・ビタミン・ミネラル)の1つで、体の働きを正常な状態に維持します。微量で生体内の化学反応を支配・調節する働きがあり、ビタミン自体はエネルギー源や生体構成成分にはなりませんが、必要量を摂取しなければ欠乏症が起きます。脂溶性ビタミンでは摂取量が多すぎれば過剰症が起きます。ビタミンには脂溶性のA・D・E・Kと水溶性のB群・Cがあります。

ナイアシンはビタミンB群の1つで水溶性です。B群は相互に協力して働くため一緒に摂取することで効果が最大に発揮されます。ナイアシンは糖質・脂質・蛋白質の代謝に不可欠です。皮膚と精神のビタミンであり、二日酔いを予防し、血行をよくします。

ナイアシン欠乏症のペラグラでは、日光の当たりやすい顔・手足に炎症がおき、悪化すると胃腸障害や精神障害がでます。ナイアシンはアルコールヤアセトアルデヒド(二日酔いのもと)を分解するため、二日酔いや悪酔いを予防します。お酒を飲むほどナイアシンは消費されるのでお酒を大量に飲む方は気をつけなればなりません。このほか、ナイアシンは血行をよくするので、冷え性や頭痛が改善され血圧が低下します。大量に摂取すれば血中コレステロールや中性脂肪が低下します。

ナイアシンは過剰摂取により糖質の処理能力を妨げることが報告されています。食事から摂取したり、適度にサプリメントを使用する場合は心配ありませんが、糖尿病の方では問題になるので医師に相談しましょう。サプリメントを使用する方は、医師の診察・治療を受ける場合、どのような病気であっても医師に申告してください。

ナイアシンの欠乏でおきること

1.頭痛・めまい  2.不安感・ノイローゼ  3.歯肉のただれ・舌の腫れ・口角炎

4.口臭  5.食欲不振・便秘・下痢・胃炎  6.ベラグラ(皮膚病)

ナイアシンはこんな方に特におすすめです

1.お酒をよく飲む方  2.肌荒れの気になる方  3.胃腸障害の方

4.頭痛がおきる方   5.冷え性の方


ニコチン酸とニコチン酸アミドの両方を「ナイアシン」と呼んでいる。
ニコチン酸、ニコチン酸アミドはビタミンであるが、これらは猛毒のニコチンと親戚なのである。ニコチンは農業用の殺虫剤であり、たばこの有効成分であるが、成人でもわずか60mgを飲めば死ぬという猛毒である。

この猛毒の親戚であるナイアシンが、私たちか゜生きるのに必須のビタミンであることは、とても不思議な気がします。

ナイアシンもまた、ビタミンB1やビタミンB2と同じように、糖類からエネルギーを取り出すために働いている。

またナイアシンは、皮膚を丈夫にし、神経細胞に栄養を与え、胃や腸といった消化器の働きを高めてくれる、私たちに欠かすことのできない栄養素でもある。

ナイアシンが欠乏すると「ベラグラ」という病気が発生する。ベラグラになると、皮膚の色がどす黒くなり、ツヤがなくなり、皮がおちてくる。また、胃や腸の働きも悪くなり下痢をする。そして最終的には、神経が侵され頭が働かなくなる。

多く含む食物……レバー、玄米、まぐろ、たら、ほたて、牡蠣、いか、かに、やきぶた等


ナイアシンが十分含まれている食物を食べて、健康な生活を送りましょう!!

【参考文献: オムニライン・「ビタミン伝説」の真実より】

































































































































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