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気導術について

「痛みは骨の歪みから圧迫されて・・・」「(例えば)骨盤の歪みを正せば痛みは消える・良くなる」という論法を目にしますが、気導術ではさらに、歪む前にまで原因をさかのぼられているように感じました。
根本的な治療(気導術)によって歪んでしまった骨格までも「勝手に」正されてくるものなのでしょうか?

というご質問をお受けすることがあります。

骨格の歪みというものは、気エネルギーが不足することにより、筋肉が酸素不足に陥り、結果として筋肉が硬結を起こし、それによる二次的なものとして骨が引っ張られたり押し出されたりして起こる「筋肉障害による骨格不正」と、人体を構成する各部位の呼吸が制限されて起こる「呼吸障害による骨格不正」によっておこります。

これは、胸や腹、骨盤などが、それぞれ気エネルギー不足などにより、正常な呼吸量を確保できなくなり、あたかも風船が縮むが如く縮小し、身体そのものが歪んでしまう事で「身体風船理論」と言います。

ですから、先に筋肉の状態を骨格不正が起こる以前に戻し、呼吸を調整する事ができなければ、骨格の歪みを矯正し、痛みが取れたとしても、一時的なものであり、あくまでも対処であると考えます。勿論、人間には自然治癒力が備わっていますので、一時的に骨格不正が正されている間に、呼吸や筋肉が回復してくる場合もありますが、呼吸や筋肉を先として考えた場合と比較して、その度合いは非常に小さなものであります。この呼吸と筋肉がよい状態になる力(エネルギー)が気導術の気導力にはあり、呼吸と筋肉を治すことにより、骨格不正は矯正などしなくても、即効的に解消されます。
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